果物中の新規重要香気成分を特定

日本食品科学工学会 第62回大会(2015年8月27~29日、京都)において、「果物中に含まれる新規重要香気成分の同定および有用性評価」の演題で口頭発表を行いました。グレープフルーツ、オレンジ、リンゴ、マンゴーの香気分析の結果、いずれの果物にも共通して存在する新規重要香気成分としてrotundoneを特定しました。本成分は強いwoody香気を有しており、グレープフルーツ、オレンジ、リンゴ、マンゴーのモデル飲料へ微量添加したところ、それぞれの果物の「天然の果物らしさ」を向上させる効果があることが分かりました。