ESG投資家の皆さまへ

世界的な新型コロナウイルスの蔓延、国際紛争の発生、自然災害の増加など、世界が抱える問題は複雑かつ多岐にわたり、国家や企業といった枠組みだけでは解決が困難な状況となっています。

一方で、SDGsネイティブと呼ばれる世代を中心に、社会・環境に配慮したエシカル消費と呼ばれる消費行動が普及するなど、生活者の行動心理に変化が見られ、企業に求められる自己変革のスピードは加速しています。

このような状況の中、当社は脱炭素社会の実現に向けて、2030年、2050年の理想の社会像への貢献を目指す上で、気候変動問題を重要な課題と捉えています。東京証券取引所のプライム市場上場企業として気候変動対応をさらに推進していくため、2022年3月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明しました。

現在、当社にとっての気候変動のリスク、機会とそれらが及ぼす影響を見極め、対応策を開示すべく準備を進めています。
世界が脱炭素化社会の実現に向けて取り組みを加速する中、当社も気候変動問題に対して積極的に取り組んでまいります。

また、当社は生活用水が安定的に供給される日本国内を中心に操業していますが、グローバル展開を強化する経営方針のもと、今後の事業活動における海外比率の高まりを見据え、水資源の保全や生物多様性への対応についても検討を進めてまいります。

外部環境が日々変化する中、世界が抱える諸問題を解決していくためには、人種、国籍、性別、宗教、障害の有無などにかかわらず、変化に柔軟に対応できる人材を採用・育成し、人的資本を高めていくことが必要です。人権と多様性を尊重し、従業員にとって働きやすい職場の実現を目指してまいります。

当社は、「香りを通じて豊かな社会づくりに貢献する」ことを目指す姿として掲げております。この「豊かな社会」を実現するためには、中長期的な視点で当社が担うべき社会的役割を明確にすることが重要です。その上で、CSR方針で定めた重点領域に集中的に経営資源を配分し、選定したSDGsターゲットの追求を通じて、当社と社会の持続的成長の両立を目指し、ステークホルダーの皆様と共に企業価値の向上に努めてまいります。

取締役兼専務執行役員
サステナビリティ委員会 委員長

中村 稔

中村 稔