フレーバー官能評価/生理応答計測AVV®(香りの見える化)

香りのコミュニケーションにおける色の活用①

~色は香りの印象を反映し、

香りを非言語的に表現できる~

 私たちは表現軸としての色の可能性を追求しています。色は香りに関するコミュニケーションを促進する、ツールの一つになり得る可能性を秘めています。

 印象が似ている香りは表現に使用される色も似ており、特に色のトーン※に共通性があることがわかっています。

 では、表現に使用される色自身の印象はどのようになっているのでしょうか?そこで私たちは色を言葉(印象評価)で評価しました。その結果、選択された色は香りと同様の言葉で表現されることが分かりました。つまりこれは、選択された色と香りは同様の印象を有していることを意味しています。

 このことから色が香りの印象を反映し、香りを非言語的に表現できる可能性が示唆され、言葉だけでは難しい香りの表現に「色」が補完的な役割を担うことが期待されます。

 

※備考:PCCS表色系では、色を1.色み、2.あかるさ、3.あざやかさの3つの属性で表します。

    トーンとは2.3.を組み合わせて色を表現する概念です。

 

関連研究

色彩を用いた香りの分類 ~香りは言葉を用いても色を用いても同様に分類できる~(第53回味と匂学会)

香りのコミュニケーションにおける色の活用~香りイメージが「色のトーン」で共有できる可能性~ (第55回味と匂学会)

【学会発表】
この研究成果は2020年10月19~23日に開催された日本味と匂学会第54回大会(オンライン)で口頭発表を行いました。本研究は、早稲田大学と共同で行いました。